
このブログでもたびたびお伝えしているユネスコ世界文化遺産登録に国内推薦となっているここ函館南茅部の遺跡も構成遺跡に含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」ですが、この度、ユネスコの諮問機関であるイコモスから「登録勧告」が出されました。
「登録勧告」とは、世界遺産にするべきものであるという最上級の提言だそうで、これが出されて登録されなかったケースは過去にないそうで、選挙で言えば当確がでたようなものですよね。
うれしいですねぇ!
最終的な決定はこの7月(2021年)に開催されるユネスコの総会だそうで、確定すれば、今、新型コロナウイルスの感染拡大で不安とストレスに満ち溢れ、暗く沈んだ世の中に明るい希望の光を灯すことになりますね。
気分が高揚してきました!
今回、評価されたポイントというのが狩猟を生活基盤とした定住が一万年以上続いた痕跡を伝える希少性だとのこと。
素晴らしい!
そして、なぜその遺跡がここ南茅部にあるのかといえば、この恵み豊かな海があるからこそだと思います。
自然と向き合い生きていた縄文人。
この南茅部は縄文人が住み、そのあとアイヌが住み、そして現在は我々和人を中心に途切れることなく人々が住んできています。
我々の先祖がこの海に魅了されたと同じようにやはり縄文人がこの地に定住した、定住できた理由はそこにあるのではないでしょうか。
上の画像は構成遺跡のひとつである縄文「大船遺跡(おおふねいせき)」ですが、この遺跡の正面、眼下に見えている海に当社の大謀網(定置網)施設があります。

現在は施設に設置された魚探を見て魚の入り具合を見ながら早朝の網起こしに出かけるわけですが、縄文時代にはここに定住していた縄文人は鳥山や跳ねる魚や魚影を見て船を出し、漁に向かっていたことでしょう。
当社は1950年にこの地で大謀網漁を創業し71年の歴史がありますが、ここ南茅部の大謀網漁の歴史は約200年になります。
その歴史を積み重ね続けられているのは大謀網(定置網)は乱獲をせず自然と寄り添い、恵みの一部いただくだけの持続可能でecoな漁法であり自然に感謝する心を忘れずにいることだと思います。
そして、それはこの地に一万年にもわたり定住出来た縄文人にも通じるものだと思います。
是非、ここ南茅部に足を運んでいただき、縄文時代より人々が住み続ける奇跡の海岸を体感していただきたいですね。
南茅部にはもうひとつ構成遺跡になっている縄文「垣ノ島遺跡(かきのしまいせき)」があります。

これもたびたびご紹介していますが、この遺跡に隣接しているのが道の駅「縄文ロマン南かやべ/函館市縄文文化交流センター」です。

そして、その道の駅売店では当社製品の「縄文のり」を販売しています。

お立ち寄りの際は是非、お買い求めください。
宜しくお願い致します。

さて、ここ数日の当社大謀網漁ですが、この春大漁だったホッケが切れました。
これも自然のサイクルで仕方ありません。

わずかながらマスが入ったりしていますが、このアイドルタイムを利用して乗組員は網の入れ替え作業を行っています。

網はそのままだと海藻が付着し、重量が増し、施設に負担がかかるのと漁の入りも悪くなるので、シーズン中にこうしたタイミングで数回、入れ替え作業を行います。
そして、数少ない漁獲でイワシとサバ、フグが入ってきました。


これらがこのあと増えてくるでしょうか。
期待したいと思います。
もう一つ今日は新商品のお知らせがあります。
この春、大漁で大賑わいだったホッケをフライに加工しました。

半身に衣をつけて4枚入りです。
商品は冷凍になりますが、解凍することなくそのまま揚げてください。

これがまた美味しい!
ソースとの相性が抜群です!

ご飯との相性はもちろんのことパンともよく合います。

釣りに行った際、この「ホッケフライサンド」を作って持っていったら釣り仲間に大好評でした!
これは是非、お試しいただきたいです。
・「ホッケフライ」ネットでのご注文は
こちらみなさまのご注文を心よりお待ちいたしております。
野村水産㈱オフィシャル通販サイト「網元浜造り」はこちら※最大20%OFFの割引セール継続中!!
当社では商品に関するみなさまの忌憚のないご意見を広く求めております。
こちらのお問い合せ入力フォームにご記入の上、送信していただければ幸いです。
・ご意見、お問い合わせ入力フォーム野村水産㈱オフィシャルサイトはこちら当社では飲食店様向けに自社定置網で漁獲した季節の魚類、イカを生鮮で直接販売もいたしております。
お問い合わせ:(フリーダイヤル)0120-32-3457
このブログのランクアップにご協力していただければ幸いです。
このボタンをポチッと押してください。
↓
人気ブログランキング