自然環境にやさしいエコな漁法「大謀網(だいぼうあみ)」(定置網)のお話
波のうねりの中で揺れる黄色い浮き球。
これは国道278号線バイパス道路から見た当社の大謀網(定置網)施設です。(南かやべ漁協臼尻支所管区内)
シーズンオフの1月~3月までは魚を捕獲する網は入っておらず、多少時化(しけ)になっても施設が損傷するということはありません。
全長数百メートルにも及ぶ施設は、現場で見るとこのような感じです。
昨シーズンはこのブログを通して漁模様をお伝えしてきましたが、今回、あらためて当社の創業の基礎であり、主軸事業の「大謀網(だいぼうあみ)」についてお話ししたいと思います。
沖合に漁網を固定して行う「定置網」漁法は日本においては17世紀ごろから始まりましたが、この「大謀網」という構造の漁法は19世紀に入ってからブリやマグロを主目的にして開発され、岩手、宮城地方がその始まりとされています。
そして、その構造はこのようになっています。(これは当社の模型です)
網に入ってきた魚は画像の示す経路を進み、最終のポイントまで来たところを網起こしを行い漁獲します。
また、当社の創業の地、ここ函館市南茅部地区(旧・南茅部町)は北海道における大謀網発祥の地です。
そのことを示す記念碑が尾札部町の黒鷲岬にあります。
1839年(天保10年)に南部大槌村(現在の岩手県)から網大工を招聘し、マグロ漁を目的に設営したのが始まりで約180年の歴史です。
その間には当社も1950年(昭和25年)に創業し66年の歴史を刻んでおります。
この漁法は魚群探知機を使って魚を追うわけでもなく、漁礁を破壊することもなく、水産資源を枯渇させることが無い自然環境においてもエコであるということから「マリン・エコラベル・ジャパン」の認証もいただいております。
そして、ここ南茅部地区は1万年以上も前の縄文時代より人々が住み続けている恵み多き豊かな海の土地です。
大謀網はその豊かな海を守り続けながら季節ごとに自然の恵みの一部をいただいているにすぎません。
今年もまた海水温の変化や気候の変化によって獲れる魚の時期や種類が変われど、自然の恵みをいただけることを期待しています。
当社では自社定置網で獲れた魚、イカなどを鮮度にこだわって加工した製品を通信販売にてご用意いたしております。
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